配当金目当てで銘柄を選ぶと後悔する3つの理由

タカさん
タカさん

毎月高い配当金がもらえる米国株の高配当銘柄って人気だね。

ハトさん
ハトさん

配当金目当てで銘柄を選ぶのは一見魅力的だけど、リスクを理解しないと痛い目に合っちゃうよ。

タカさん
タカさん

お金が目の前にあると合理的判断をしにくくなるよね。

ハトさん
ハトさん

うん、投資の勧誘にもよく使われているし。僕も初心者の頃は…(苦)

今回は、配当金目当てで銘柄を選ぶと後悔する3つの理由いついて解説していくね!

後悔する理由:配当に全力投球すぎる企業を選んでしまう

企業が1年で儲けたお金のうち、何%を投資家に配当金として渡しているか、のことを「配当性向」といいます。

例えば、企業が1億円儲かったとして、1億円全部を投資家に配当金として配ったら「配当性向100%」になります。
企業は配当金をあげる量と、企業で使うお金のバランスを考えながら、配当性向を決めているのだけど、企業が株主さんたちに配当金を渡すことに一生懸命になりすぎると、企業を成長させるためのお金が足りなくなる可能性がでてきます。

タカさん
タカさん

企業が無理して配当を出していると、長期的には危ないってことね

ハトさん
ハトさん

配当金5%って聞くと、すごいー!!ってなるじゃない。でも、蓋を開けてみて配当性向100%って知るとさ、えっっ…?無理してない?大丈夫!?って思うんだ。

タカさん
タカさん

ハトさんの警戒レーダーが感知する%はある?

ハトさん
ハトさん

配当性向が30%超えると感知するかな。もちろん会社によるけど。例えば、成長しているIT・AI企業だと配当金なしで企業成長に全振りしてるところも多いし。成長しきっている成熟企業(JTとか)は配当金があるところも多いよ。

後悔する理由:配当金の影響で株価が下落するリスクがある

高配当の米国株の紹介を、SNSでよく見かけるのではないでしょうか?

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タカさん
タカさん

こういう投稿、危ないなあって思いながら見てるけど、私が初心者だったらやっちゃうかも。

高配当株は配当利回りが高い分、株価が下落するリスクがあります。特に、配当が減額されると投資家が一斉に売りに出ることが多くて、株価が大きく下落することがあります。配当金をもらっても、株価が下がったら元も子もないですよね。

後悔する理由:減配・無配

配当金は、企業の業績に依存するので、業績が悪化すると配当が減額されたり、無配(全く配られないこと)になることもああります。そのため、配当銘柄を選ぶ際には業績悪化する要素がないか確認することが大切です。

タカさん
タカさん

なるほど。配当金って確約されているものじゃないんだね。

ハトさん
ハトさん

記念配当って言って、一時的に配当金を増額している場合もあるし、業績の変動が大きいと、たまたま貰えていただけの場合もある。過去の配当は必ず確認した方がいいよ。

高配当株の後悔しない対策

  • 慣れないうちは高配当個別株に手を出さない:どうしても高配当株をしたい場合は、個別株ではなくETFを選ぶ
  • 利回りだけで選ばない:高配当株の利回りだけに注目すると、罠銘柄に引っかかるリスクが高い(見せかけの銘柄)
  • 集中投資しない: 一つの企業に集中投資すると、企業リスクが高くなるので投資先や時間を分散する
  • 財務健全性の確認をする:時価総額が大きく安定している企業か(3000億超え)など、 企業の財務状況をチェックする
  • 配当性向の確認をする:適正な配当性向の企業を選ぶ
  • 業績が安定しているか確認する:過去の業績や配当履歴を確認し、安定した配当が期待できる企業を選ぶ
ハトさん
ハトさん

大きく儲けを狙わずに配当金や優待で楽しく運用するのが好きな人もいるよね。私は、仕事してるし大きく儲けたいキャピタルゲイン狙いだから、配当金はあまり意識してないけど、選んだ銘柄に配当金があったときはすごく嬉しいよね。

配当金だけじゃなく、トータルで見ることが大切だね。